【2019 特選】江戸前を伝えるメイド・インTOKYOの調味料

“さしすせそ”といえば和食の調味料の基本。それらを全て東京の老舗メーカーで実現した商品が秘書の方々に選ばれました。ロゴやパッケージも一つひとつこだわりが詰まっており、東京の食文化、ひいては「“江戸前”とはこういうこと」と語りたくなるストーリー性に満ちています。
「本物の東京土産とは」を追求して誕生

日本全国のよいものを東京で紹介したいと、2009年に創業されたフードリレーション。その活動の中で、「逆に東京のよいものって何だろう」と代表の栗尾幸二郎さんが探り始めたのが商品化のきっかけだそうです。
東京名物も東京銘菓もたくさんあるけれど、「これだ」という分かりやすい商品は実は少ない。東京らしさを掘り下げていった結果、江戸前の食文化を今に伝える存在としてたどり着いたのが「東京さしすせそ」でした。
東京の老舗メーカー5社を繋げる

寿司、天ぷら、佃煮……江戸前と言われる料理には、やはり江戸前の調味料が欠かせません。
例えば江戸前寿司に使われる酢。「す」を担当する横井醸造工業は、1937年(昭和12年)創業。数多くの有名寿司店に支持されている伝統的な米酢を造り続けています。
「せ」は1908年(明治41年)創業の近藤醸造が担当。丸大豆を1年間熟成させた濃口醤油は、特にラーメン業界で一目置かれています。
東京らしさで栗尾さんが特にこだわったのは、「そ」。本来であれば味噌ですが、江戸前といえばもんじゃ、もんじゃといえばソースということで、1850年(寛永3年)創業のポールスタアが加入しました。
「さ」は1918年(対象7年)創業の宮崎商店が手掛けるまろやかな特選玉糖、「し」は1972年(昭和47年)に創業し、日本で天日塩を初めて完成させた海の精と、珠玉のメーカーが揃っています。
新商品ではなく、伝統の味を次につなげたい

5メーカーに共通するのは、次世代への思いです。新しい商品開発も魅力的だけれど、今作り続けている伝統的な味をもっと広めていきたい。そんな前向きな企業姿勢も今回のラインアップの条件だったと栗尾さんは語ります。
そのため、商品化のために開発された品ではなく、各メーカーの代表商品をそのままボトリング。「東京さしすせそ」でおいしさを知った方に、次は直接メーカーの商品を手に取ってもらえるよう、ボトルのラベルには各メーカー名が印字されており、老舗メーカーのさらなる活性化も担う商品となっているのです。
東京らしさはロゴやパッケージにも

品評会で、東京ならではの手土産に日々悩んでいるという秘書の方から熱い支持を集めた「東京さしすせそ」。
東京に特化したコンセプトや、調味料という汎用性もさることながら、パッケージのデザイン性も話題になりました。紙袋を省略し、ボックスにそのまま持ち手を付けた工夫や、東京の花であるソメイヨシノをモチーフにしたロゴなど、使い勝手と東京らしさが考え抜かれた点は「とてもスタイリッシュなので、感度の高い女性や外国のお客さまに贈りたい」「東京を話題にしやすい」と好評でした。
文化的な魅力も十分のネオ東京手土産
東京生まれの調味料が一度に楽しめるセットは、地方のお客様や海外の方に特に喜ばれそうです。パンフレットは日本語と英語両方が同封されているので、どんな方にも東京の老舗メーカーのストーリーを存分に楽しんでいただけそう。話題づくりにも一役買ってくれる商品です。
秘書の評価コメント
2018.07 品評時点東京にこだわりぬいて選ばれた調味料で、話題にしやすいです。東京産でこのような調味料があるとは知りませんでした。伝統的な物が好きな方や海外の方へ、東京のお土産としてお渡ししたいです。(コンサルタント・会計・法律関係 秘書歴7ヶ月)
パッケージにこだわりを感じます。丁寧に包装されていて、受け取った方にも良い印象を持っていただけると思います。外国の方のために英文表記もあり、レシピも付いているので、贈り物として選びやすいです。(コンサルタント・会計・法律関係 秘書歴2年6ヶ月)
お料理にすぐに使えそうな調味料ばかりで、都内の有名メーカーのお品を一度に試せるのも嬉しいです。パッケージもおしゃれで高級感があり、幅広い世代の方に喜ばれると思いました。(情報通信・IT 秘書歴1年3ヶ月)