関係にも影響!? 2回目以降もマンネリにならない手土産選びのコツ

関係にも影響!? 2回目以降もマンネリにならない手土産選びのコツ

接待の手土産 編集部
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接待の手土産編集部です。37,000人の秘書会員と連携し、手土産に役立つ情報をお届けします。

訪問する機会の多い取引先や、よくホームパーティに招いてくれるお宅、毎年お歳暮を贈る先など、同じ方に何度も手土産や贈り物を用意することは少なくありません。回数が重なるほど品探しが大変になり、ついにはネタが尽きてマンネリになってしまうことも。2回目以降でも新鮮な印象をキープして、さらに喜ばれる手土産の選び方&渡し方をご紹介します。


2回目以降の手土産が必要なお相手とは?

2回目以降の手土産が必要なお相手とは?

あなたはどんなお相手に2回目以降も手土産や贈り物を渡しますか? 仕事やプライベートでも、誰にでも何度も贈り物をするわけではありません。2回目以降の手土産を考えるために、まずは手土産が必要な場合とそうでない場合を知っておきましょう。

秘書の方も会う方すべてに手土産を用意するわけではないと言います。
「単なるミーティングで取引先を訪問する場合、自社製品などを持って行くのは良いですが、わざわざ手土産を購入して持参するのは過度な気遣いです。お相手にも負担となってしまいます」。

ただし、お相手がこれから長いお付き合いになる方、親密な関係を築きたい方である場合は別。そういうお相手には地元の名産や銘菓を気持ち程度持参するのが、手土産の上手な使い方です。
つまり、手土産を持って行くかどうかは、これからどのような関係を作りたい相手かがポイントになります。これはビジネスでもプライベートの場合でも同じです。

長くお付き合いしたい方や、親しい関係を続けていきたい相手には、2回目以降の手土産の渡し方にも配慮することが大事です。会うたびに手土産を用意する必要はありませんが、旅行のお土産を渡したり、たまに「皆さんで召し上がってください」と過度でない手土産を持参したりすることは、良好な関係性を築くためのエッセンスになります。

では、2回目以降の手土産にどのようなものを選ぶと、関係性をより良くしていけるのでしょう?
秘書の方からは「お会いしたときに伺ったことを次回の手土産選びに反映させることがとても大事です」とのアドバイスが。
「地方出張先へ銀座ウエストのリーフパイをお持ちしたところ、〝うちの家内がここのアーモンドタルトも好きなんですよ〟とおっしゃったので、2度目に訪問した際にお持ちしました。〝たわいのない話をよく覚えてくれていた〟と感激してくださいました」。
会話の内容を覚えていて、そのために手間や時間をかけてくれたという事実は、言葉以上にストレートに真心を伝えてくれるはずです。

逆に2回目以降の手土産だからこそしてしまった、こんな失敗談もありました。
「何度かワインをお贈りしていたワイン好きの方に、良いワインが手に入ったのでお渡ししたところ、ドクターストップがかかって禁酒されていました」。
「社用車を利用している社長様に、いつものように少し重量のある手土産をご用意したところ、その日は公共の交通機関を利用していたためご負担をかけることに。さらに後日、経費削減のために社用車を廃止したと知って、失礼なことをしてしまったと悔やみました」。

どちらもこれまでの手土産のパターンに慣れて、最新の情報に気を配っていなかったことから起こってしまった失敗です。2回目以降の手土産選びは、会った時の会話内容も含めて、その都度、情報収集することがキモといえそうです。

秘書の方はそのために「手土産リスト」を作成して、管理している場合が少なくありません。いつ、何を贈ったか、どんな渡し方をしたかはもちろん、お相手の好みや家族構成、健康状態、ライフスタイル、出身地まで、取得した情報はどんなに些細なことでも記載しておくそうです。
さすがにそこまではできないにしろ、よく渡すお相手への手土産は品名をメモしたり,
写真を撮ったりするなど、簡単な記録を残しておくだけでもその後の手土産選びに役立つのでおすすめです。


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(写真)リーフパイ: 生地が256層もあり非常に繊細でサックリ。東京店限定商品。

マンネリにならない手土産選びのコツ

マンネリにならない手土産選びのコツ

上で紹介した「会ったときに次回の手土産のヒントを得る」ことは、毎回必ずできるとは限りません。また、贈り物を郵送する場合もあるでしょう。ここではそういうときにもマンネリにならずに喜ばれるためのコツをご紹介します。

いちばんのおすすめは、お相手の好きなものに季節感をプラスする方法です。
「羊羹がお好きな方であれば、春は桜の羊羹、夏は水羊羹、秋は栗羊羹や芋羊羹、冬は限定のでっち羊羹など、四季を大切にする日本人ならではの気遣いは喜ばれます」という意見のように、季節感でバリエーションをつけるのはマンネリを避ける良い方法です。

お相手が流行に敏感な方や目新しいものがお好きな方であれば、新しくオープンした話題の店の品や、その時の流行りのもの、メディアに紹介されたものなどを選ぶのも良いでしょう。会話のきっかけにもなり、お相手とのコミュニケーションを深めるチャンスになります。

贈り物にお菓子が続いたときなどパターン化してきたと思ったら、突然違うものをセレクトしてみると新鮮な印象になります。趣味がゴルフであればゴルフグッズ、お料理がお好きな方であれば自分では買わないようなちょっと高めの調味料など、サプライズ的に趣向を変えることも取り入れてみましょう。

一方、お相手の方に「大好きなお気に入りの品」がある場合は、それを「定番」にして毎回持って行くという方法もあります。この方法なら手土産選びに悩まずに済みますし、「いつも◯◯を持ってきてくれる人」というふうに記憶に残りやすいという利点もあります。
さらに、その手土産を購入するお店の常連になるので、顔なじみとして融通のきく扱いをしてもらえるなど、プラスαのメリットもあるかもしれません。

ただし、万一定番の品がお相手の苦手なものと知らずに贈ってしまったら、毎回失礼なことになってしまうので要注意。苦手でなくてもそれほど好きではないものなら、すぐに飽きてしまうでしょう。それに気づかず毎回贈っては、気の利かない人と思われても仕方ありません。
定番の手土産をつくる時こそ、いつにも増してしっかりリサーチし情報を集めるようにしましょう。

(写真)瀬戸内レモン農園セット:「手づくり熟成藻塩レモン」などこだわりの調味料4種類のセット。

いつも心にかけていることが伝わる手土産で、より良い関係づくりを

手土産や贈り物を何度も渡すお相手は、仕事でもプライベートでも大切な関係に他なりません。直接会えるお相手はもちろん、遠くてなかなか会えない場合ほど、「いつも心にかけています」ということが伝わる手土産をセレクトすることを心がけましょう。お相手のことを少しずつ知りながら、その情報を手土産に反映していくことができれば手土産上手に。同時に関係もより良いものにしていけたらうれしいですね。

著者の紹介
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※本記事は、公開時点での情報であり、取材に基づいたコンテンツです。記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。