【殿堂入り 2018】誰も食べたことのない煎餅を。2社の信頼が生んだ海鮮しぼり焼

【殿堂入り 2018】誰も食べたことのない煎餅を。2社の信頼が生んだ海鮮しぼり焼

接待の手土産 編集部
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接待の手土産編集部です。37,000人の秘書会員と連携し、手土産に役立つ情報をお届けします。

「他のどこにもない煎餅をつくる」というコンセプトのもとに生まれた海鮮しぼり焼。「接待の手土産 セレクション」で3度特選を受賞し、2018年に殿堂入りした人気商品の開発の裏側には、信頼と絆のストーリーがありました。


「喜んでもらいたい」と、お寺で配った甘い玉子煎餅がはじまり

「喜んでもらいたい」と、お寺で配った甘い玉子煎餅がはじまり

 
巴屋 清信のはじまりは、もともとお寺だった創業者 清信氏の生家にあります。戦後間もない広島では食料の調達が困難でした。当時、お寺には比較的食材が集まっていたこともあり、近所の人達に何か提供できないかと考えていたそうです。隣の家が煎餅屋だったこともあり、見よう見まねで甘い玉子煎餅を焼いて配ることに。食べ物自体が貴重だった時代、甘く焼いた玉子煎餅は大変喜ばれました。この出来事がきっかけとなり、製菓店としての商いが始まったそうです。

時代が移り変わり、2019年1月に創業70周年を迎えた巴屋 清信。2010年から販売している海鮮しぼり焼にも、食べる人に喜んでもらいたいという、おもてなしの気持ちが息づいています。


成功を信じて開発。誰も食べたことのない牡蠣を丸ごと使った煎餅

成功を信じて開発。誰も食べたことのない牡蠣を丸ごと使った煎餅

 
「他とは違う煎餅を作って、広島から発信できる商品にしたい」と模索していたところ「牡蠣で煎餅を作ってみては」と声をかけてくれたのが牡蠣養殖業を営む山広水産。

早速、試作を始めましたが、牡蠣をパリッとした煎餅にしようと押し付けて焼くと身がつぶれてしまい、初めの1つ目以外は全くうまくいきませんでした。作っては失敗を繰り返し、商品化するまでにの1年半もの間、山広水産は成功を信じて牡蠣を無償で提供。牡蠣の海鮮しぼり焼は「1つ目が成功したのだから、絶対に成功する」と2社が手を取り合って作り上げた信頼の証です。


つなぎを一切使わず、生食できるほどの鮮度を保つシラスを使用

つなぎを一切使わず、生食できるほどの鮮度を保つシラスを使用

 
牡蠣のしぼり焼が成功したあと、今度は広島市場から「シラスを煎餅にしてみないか」と打診があり、シラスの海鮮しぼり焼を開発することになりました。

シラスは鮮度が落ちるのがとても早いため、時間が経つと生臭くなってしまうことも。しかし、水揚げした新鮮なシラスを一気に冷凍加工することで、生シラス丼にも使えるほど、鮮度の高いシラスを通年で保存することが可能になりました。この新鮮なシラスを使うことで、つなぎを一切使用しない、シラスそのものの味を存分に堪能できる海鮮しぼりができたといいます。


「軽い・コンパクト・日持ちがする」手土産の3条件をクリア

「軽い・コンパクト・日持ちがする」手土産の3条件をクリア

 
海鮮しぼり焼の中でも、おすすめの商品を厳選した海鮮しぼり焼詰合せ。牡蠣・生しらす・でびら・たこ・さよりの5種類の魚介が丸ごと煎餅になったユニークで印象に残る商品です。

スタイリッシュな包装には日本の伝統色が使われており、70年の歴史と品の良さがうかがえます。「一つひとつが割れないように個包装されているため、安心して持ち運べる」、「賞味期限も長いので、個人にもオフィスにもお渡しすることができて便利」と、贈る側と受け取る側の双方への気遣いも秘書の方々からの評価されたポイントでした。


安心安全な魚介のおいしさをまるごとギフトに

しぼり焼は、全て味付けをしていません。生でも食べられるほどの新鮮な素材を使用しているため、広島・瀬戸内の魚介そのもののおいしさを安心して丸ごと味わえます。
広島出身の方への贈り物や会社同士が手を取り合ってプロジェクトをすすめる時などに「海鮮しぼり焼」の開発ストーリーを添えて、お贈りするのはいかがでしょうか。


著者の紹介
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※本記事は、公開時点での情報であり、取材に基づいたコンテンツです。記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。
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