年配の方にも喜ばれる「秋を感じさせる手土産」の選び方

年配の方にも喜ばれる「秋を感じさせる手土産」の選び方

接待の手土産 編集部
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秋は公私ともにイベントごとが多く、手土産を贈るシーンも増える季節。敬老の日は自分の家族だけでなく、お世話になった恩師などに感謝を伝えるのにも良い日です。そこで、秋を感じられて、なおかつ年配の方にも喜ばれる秋の手土産の選び方をご紹介します。


ここがポイント! 年配の方への秋の手土産の選び方&注意点

ここがポイント! 年配の方への秋の手土産の選び方&注意点

季節を感じる手土産と言えば、やはりその時期しか味わえない旬の素材を使ったもの。とくに年配の方は旬の食材に詳しく、季節を楽しむ気持ちも強い方が多いので喜ばれます。
秋の味覚はいろいろありますが、なかでも栗や柿、かぼちゃなどを使ったスイーツはバリエーションが豊富でおすすめです。

若い方へ贈るなら最新スイーツなど話題性のあるものが喜ばれますが、年配の方は手土産をもらい慣れていて目が肥えている方が多いもの。奇をてらったものよりも、伝統や歴史を重んじた質の高いものを選ぶのが失敗しないコツです。
なかでも、秋にしか食べることができない期間限定品や、並ばないと手に入らない人気の品は、特別感やありがたみがあるとともに、大切に思っている気持ちも伝わります。

贈る方のご家庭がご夫妻おふたりだけの場合は、量より質を重視して選ぶのがセオリーです。飽きずに食べ切っていただけるように、賞味期限の短いものは極力避けるか、お贈りする場合でも少量に留めるようにしましょう。少量ずつ好きなときに食べられるように、個包装のものを選ぶのがおすすめです。
避けた方がいいのは、説明書を読まないと食べ方や商品自体の特徴が分かりづらいもの。説明書の字が小さくて解読が難しいものも極力避けた方が無難です。
また、お子様やお孫様と同居されている場合は、お孫様が好むお菓子なども喜ばれますし、会話のきっかけにもなります。

年配の方の場合、過去にご病気をされた方もいるでしょうし、そうでなくても健康に気をつけている方が少なくありません。手土産を選ぶ際には、健康にも配慮するようにしましょう。食事制限をされていないか、控えている食材があるかどうかは、最低限チェックしておきたい情報です。
もし控えている食材がある場合はそれを避け、歯が悪い方や消化器系が弱い方には、やわらかくて消化の良いものなどを選ぶようにしましょう。

ただし、お渡しする際には、お贈りする方の病気や健康状態についてあまり触れないのがマナーです。いたわりの言葉を一言だけさりげなく付け加えてお渡しする程度に留めましょう。

また、ビジネスシーンでは紙袋のまま手土産をお渡しすることが一般化していますが、本来これはマナー違反。そもそも紙袋や風呂敷は、手土産を汚さないための「ホコリよけ」のためのものです。お宅に伺って手土産をお渡しするときは、古来のお作法に準じ、紙袋から出してお渡しするようにしましょう。


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(写真)信濃山里 栗つつみ | 御菓子処 双松庵唯七

年配の方に喜ばれる秋の手土産

年配の方に喜ばれる秋の手土産

上記のポイントをふまえて実際に手土産を選ぶ場合、具体的にどのような品が良いのでしょう。年配の方への手土産も贈り慣れている秘書のエピソードとともに、おすすめの商品をご紹介します。

1.基本は伝統や歴史のある品・期間限定品
栗きんとんや芋ようかん、干し柿など昔から親しまれてきた和のスイーツには、必ず人気の「老舗」「銘菓」「名物」があります。たとえば栗きんとんは岐阜県中津市の銘菓ですし、干し柿なら長野県の「市田柿」、富山県の「富山あんぽ柿」、石川県の最勝柿を使用した「ころ柿」などの高級ブランド干し柿が有名です。こうした品は贅沢を知る大人の方にこそ喜んでいただける一品。
また、これらは旬の食材を使っているため、期間限定、数量限定の場合が少なくありません。
秘書の方も期間限定の銘菓を贈って喜ばれた経験があるとのこと。
「以前、秋にしか販売されない高級栗きんとんをお取り寄せして、大事な方へお贈りしていました。毎年これを楽しみにしてくださっている方がいて〝密閉容器に入れて毎日大事に食べています〟というお礼状を頂戴しました」。このケースのように、毎年の季節のご挨拶の代わりにお贈りするのも一案です。
洋菓子が好きな方であれば、和栗が丸ごと入っている「和栗のテリーヌ」は、見た目にも秋らしさが感じられておすすめです。9〜3月の期間限定品であるうえに、和栗や和三盆などの和の食材にこだわっている点が幅広い年代の方に人気の品です。

オススメ商品①:創作栗きんとん 栗苞(くりづつみ) 
オススメ商品②:和栗のテリーヌ(上部写真)


2.ご夫妻おふたりのご家庭へ贈る場合
ご夫婦だけならば、日持ちのする、個包装になっているものがおすすめ。切り分ける、缶を開けるなどの手間がかからず、簡単にすぐ召し上がれることも気にしたいポイントです。
秘書の方からは「高級干し柿〝ころ柿〟を使った〝最勝 幸露柿〟は、個包装になっているうえに、種を取って一口サイズにカットしてあるので、年配の方への贈り物によく選びます」という意見が。最勝柿はその縁起の良い名前からビジネスマンの方に人気があるので、取引先の方などに贈るのに最適でしょう。

オススメ商品③:最勝 幸露柿 


3.健康に配慮して選ぶ場合
お相手が塩分・糖分・お酒・カロリーを控えている場合は、それにふさわしいものを選びます。たとえば「焼き栗きんとん」は秋の味覚のお菓子であるとともに、医療用の麦芽還元糖を使用しているので、血糖値を気にされる方にも喜ばれる品です。
食事制限はないけれど健康に気を使っているという方には、添加物を使っていない、自然本来の味を楽しめる物が良いでしょう。よりナチュラルさを追求するなら、「きのこが好きな方に、産地直送のきのこを贈って喜ばれました」というエピソードのように、桃や柿、ぶどう、きのこなど秋が旬の果物や野菜を、産地直送で少量贈るのも一案です。なかでもきのこは食物繊維が豊富で日持ちがし、健康志向の方や甘いものが苦手な方への贈り物としておすすめです。

オススメ商品④:焼き栗きんとん 
オススメ商品⑤:蔕(へた)なし あんぽ


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(写真)焼き栗きんとん:丹波の和栗のみを使用。1カ月持つので贈り物にも打ってつけ。

五感で秋を楽しめる品を、状況や健康に配慮してセレクト

秋を感じさせる手土産を選ぶ時は、味だけでなく見た目や香りでも季節を楽しめるものを選ぶのがポイント。たとえば栗を丸ごと使ってあったり、素材そのものの色や香りが感じられるものなど、五感でも秋を感じられるものがおすすめです。年配の方に送る場合には、好みだけでなく家族構成や健康状態などにも気を配り、本当に楽しんでいただける質の良いものをセレクトしましょう。また、お渡しする際のマナーや手順も、この機に改めておさらいしておくと安心です。

著者の紹介
接待の手土産 編集部
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