時間がない!そんなときでも失敗しない「かけ込み手土産」術

時間がない!そんなときでも失敗しない「かけ込み手土産」術

接待の手土産 編集部
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急に大切な取引先へ行くことになったとき、突然宴席に招待されたとき、そして突発的なトラブルのお詫びなど、急いで手土産を用意しなければいけないことってありますよね。かけ込みで用意してもクオリティは落とさずに、良い印象を残したいもの。そこで、時間がなくても喜ばれる手土産の選び方&ポイントをご紹介します。


かけ込み手土産の上手な買い方

かけ込み手土産の上手な買い方

手土産を用意しなくちゃいけないのにもう時間がない! というとき、一番気をつけたいのは「とりあえず間に合わせた」と感じさせないようにすることです。それには、きちんとした場の手土産はスーパーやコンビニエンスストアでは買わないようにするのが基本。贈答用に包装された品でも値ごろ感は隠せないので、避けるのが正解です。

急な手土産の手配も多く経験している秘書の方々からは、「訪問先や会食場所の近くで購入するのも絶対にNGです」とのアドバイスが。
時間のないときほどやってしまいがちですが、これは前もって手土産を用意していなかったことがお相手に気づかれてしまいやすい行動。手抜きの印象を与えてしまうのでやめましょう。

さらに「ショッピングモールやデパートで購入する場合、店舗数の多い、有名チェーン店は選ばないようにしています」という意見も多くありました。全国に多くの店舗を持ち、手頃な価格であることも知られているチェーン店の品は、親しい友人の集まりにはいいですが、改まった席の手土産には不向きです。それよりはマイナーであっても地元の店で購入した品の方が、選んで買って来たという印象を与えることができます。

また、「間に合わせた」感が出ないようにするためには、包装紙や袋などのパッケージにも気を配ることが大切です。デパートで購入するときはデパートの袋ではなく、そのお店のオリジナルの袋に入れていただくようにお願いしましょう。
秘書の方からは「駅構内や空港で買う場合、レジで〝袋はいくつ必要ですか?〟と聞かれることがありますが、全て同じビニール袋になることが少なからずあるので要注意です」とのアドバイスもありました。
ビニール袋でお渡しするのは失礼ですし、通りすがりの駅や空港で手近なものを購入したことがバレバレです。そういうときも必ず「この商品のお店の袋に入れてください」とリクエストしましょう。

思ったようなものが用意できず、包装紙や紙袋が貧相なものになってしまった時は、風呂敷に包むなどのひと手間をかけるのがおすすめです。風呂敷に包んであるだけでフォーマルな印象を与えることができます。
風呂敷は色や柄が豊富なので、シチュエーションで使い分けることができればなお良いでしょう。オンラインショップやデパートには1000円以下から購入できる風呂敷もありますし、インターネットではおしゃれな包み方も多く紹介されています。たためば場所もとらないので、2〜3種類を机の中に常備しておくと安心です。

なお、地元の品ならば手渡す際に「地元で人気のお店です」「◯◯がおいしいお店なので」などのひと言を付け加えると良いでしょう。しかし、デパートや駅などで購入した時は、下手に品物の説明を添えると言い訳のようになってしまうことも。そういうときは特に説明はせずに、シンプルにお渡しするのがベストです。


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(写真)フィナンシェ:パリのショコラ専門店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」の隠れた人気品。

喜ばれるかけ込み手土産とは

喜ばれるかけ込み手土産とは

かけ込みで用意してもそうは見えない手土産にするには、具体的にどのような品を選ぶといいのでしょうか? 手土産のプロである秘書の経験談も一緒にご紹介します。

1. 地元の有名店&地元にしかない店の品
地元に有名な老舗菓子店やホテルなどがある場合は、そこの品を用意するのがおすすめです。実際に秘書の方も、そういう品をもらってうれしかった経験が。
「以前、麻布十番にお住まいの方が〝地元で評判のものです〟と、「浪花家総本店」のたいやきを持って来てくださいました。たいやき発祥の店として有名な人気店ということを知っていたので、わざわざ買って来てくださったことに感激しました」。
有名店がない場合でも、知る人ぞ知る地元の人気店の品なら十分喜んでいただけます。地元でしか手に入らない品は、お相手にとってはなかなか手にする機会がないもの。さらに人気の品ならば、「自分のために良いものを選んで持って来てくれた」と感じていただけます。手土産がいつ必要になっても大丈夫なように、ふだんから和菓子、洋菓子、その他のジャンルの店をリサーチしておくと安心です。
また、「東北から来訪された方が冷凍のウニを持って来てくださって、皆で大喜びしました」というエピソードのように、地元の名産品があればそれを持って行くのもおすすめです。

オススメ商品①:「COVA TOKYO」のバーチ・ディ・ダーマ(上部写真)
オススメ商品②:「ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ」のマンゴープリン


2. 好みがわからないときは焼き菓子の詰め合わせ
急に用意しなければいけなくなったときは、お相手の好みや苦手なものがわからないこともあります。そういう場合は、日持ちのするお菓子を用意するのが無難です。
甘党か辛党がわからない場合は、スパイスの効いたクッキーと甘いクッキーを組み合わせた〝ふきよせ 詰め合わせ(紅白・夕暮れ)〟のように、いろいろな味が楽しめるものがおすすめです。
また、「のむ天然おだし&銘茶だしおこげセット」は昆布やかつおのおだしで、多くの方に好まれる味。このような万人受けする品も、お相手の好みがわからないときに安心です。

オススメ商品③ふきよせ 詰め合わせ(紅白・夕暮れ)
オススメ商品④のむ天然おだし&銘茶だしおこげセット


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(写真)のむ天然おだし&銘茶だしおこげセット:旨味が詰まったおだしとこだわりのおこげが楽しめる

かけ込める店をチェックしておき、急なときこそ気の利いたものをさりげなく

かけ込み手土産は突発的に発生するうえに、お相手の情報がほとんどわからないこともあるのが難しいところ。それだけに普段の準備がものをいいます。自分の家がある地域はもちろん、勤めている方はその周辺の店もリサーチして、「ここの品なら喜ばれる」という、イザというときにかけ込める店リストを持っておくと心強いです。急な状況で気の利いた手土産をさりげなく用意できれば、お相手はもちろん、周りからも一目おかれそうですよね。短時間で用意したことを感じさせないスマートな手土産を目指しましょう。

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