【2019 特選】江戸の味を伝え続ける、昔ながらの丸い金鍔(きんつば)

和のスイーツとして幅広い年代に愛される金鍔(きんつば)。あらたまった席やご年配の方へのギフトとしてはもちろん、若い方からも人気の高い銘菓です。江戸時代の創業ストーリー、知名度、味、洗練されたパッケージなど、総合的に秘書の方々から高い評価を得て「接待の手土産 セレクション 2019」特選を受賞しました。
江戸時代、屋台で大人気だった金鍔が始まり

榮太樓總本鋪は文政元年(1818年)に菓子商「井筒屋」として創業しました。
三代目の細田安兵衛氏が安政4年(1857年)に作った金鍔が江戸中で大人気となり、当時、屋台を出していた日本橋に店を構えることに。この時、細田氏の幼名である栄太郎から、屋号を「榮太樓」と改めたそうです。以来、この創業のきっかけとなった金鍔は“名代菓子”として江戸時代から変わらない味と形、作り方を今日まで継承し続けています。
丸い形と極薄の生地は江戸らしさの象徴

榮太樓總本鋪の金鍔が一般的な四角い形状の「角金つば」とは異なり、低い円柱型なのは、武士が持つ刀の鍔(つば)をかたどったためです。
餡を包んでいるのは、表面が透けるほど薄く伸ばされた生地。ごく少量の小麦粉生地を練り延ばし、北海道産小豆を使用した「つぶし餡」を丁寧に包んでいます。外の小麦粉の皮を香ばしく黄金色に焼き付けたことから、京の菓子「銀鍔(ぎんつば)」に対し、江戸の菓子「金鍔(きんつば)」と名付けられたと言われています。
小豆の食感とコクのある甘味、ごま油の香ばしい香りがアクセント

ふわっと香るごま油の香ばしさに続き、小豆の食感がしっかり残るように練られたつぶし餡の口当たり。しっとりした食感はどの年代の方にも好評です。
時代が移り変わっても「これだけは変えてはいけない」と味を守り続けている小豆餡。この餡には、一般的に金鍔を作る際に入れられる寒天を一切使用していません。また、表面をカリッと焼き付けるごま油も160年以上、同じお店のものを使用するというこだわり。しっかりした小豆の味と絶妙な甘味、ごま油が香る昔から変わらない味わいで、今もなお多くの人に愛されて続けています。
品評会で実際に試食した秘書の方は「ごま油の味がほんのりして、全体的に甘すぎず、とてもおいしい」「表面がしっとりとしていてやさしい甘さ。ご年配からお子様まで、安心してプレゼントできます」と、その伝統の味に納得された様子でした。
伝統ある松を用いた粋なデザインと、手土産にふさわしいサイズ感

金鍔の個包装や箱は榮太樓總本鋪のシンボルである、藍色の日よけのれんをイメージしたデザイン。ロゴは迎客松と呼ばれる初代細田家の「七つの枝を持つ松」がモチーフになっています。また、包装紙には江戸時代に作られた染め色の「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)」の中から色を使用するなど、江戸らしさへのこだわりが感じられます。
端正に詰められた12個入りの箱は安定感があり、持ち運びしやすい大きさ。コンパクトなので、箱を差し出しやすく、お相手に上品な印象を与えます。
賞味期限が製造日から15日と生菓子ながら日持ちがする点と、食べやすい個装になっているのも喜ばれるポイントです。
江戸時代から長く愛されてきた銘菓を手土産に
現在は、飴も大変有名な榮太樓總本鋪。お店の創業のきっかけとなったストーリーを添えて、この金鍔をお贈りすると、その味に込められた想いや江戸時代から変わらず親しまれてきた味を、より楽しむことができるはず。
200年続く老舗店の信頼感と、変わらない美味しさ。自信をもって差し上げることのできる手土産です。
秘書の評価コメント
2018.12 品評時点以前からお店を利用させていただいております。中身は“老舗の和菓子”で納得の美味しさですが、パッケージは現代風のオシャレなデザインで、幅広い世代の方に喜ばれそうです。(製造業 秘書歴10年)
表面が硬い金鍔(きんつば)もありますが、こちらはしっとりと柔らかく、優しい甘さで、とても美味しいです。お子様からご年配の方まで、安心してお贈りできます。(教育・研究 秘書歴10年)
話題性ある一品です。「榮太樓」はメディアにもよく取り上げられていて、ご存知の方も多いので、安心感を持っていただけると思います。和菓子好きな方には、特に喜ばれそうです。(製造業 秘書歴4年)